Ktouth Brand. on Web

け〜くんこと K.Ktouth のだらだらした日常と突発的に作るプログラムや読み物とかの雑多サイト



32:秋風の小悪魔

2005年10月01日 18:34更新 筆者:じんざ

☆本文はこちら☆

女の子が俺の横を通りすがったのは分かった。
しかし、別に人の顔をいちいち観察して見て歩いている訳じゃない。
ただ、女の子が通りすがった。それだけしか思わなかった。
「‥‥‥もしかして…君?」
すれ違い様に俺は名前を呼ばれて、ハっとしてそっちを向くと、女の子が立ち止まってずっとこっちを見ていた。
(初掲載:2000年10月18日)

Read more...

本日のリンク元 | 114 | 66 | 3 | TrackBack(0)

33:祭りの後に

2005年10月01日 18:35更新 筆者:じんざ

☆本文はこちら☆

「わぁ」
驚きの声が隣であがった。嬉しそうな響きが十分にこもった声だ。
チラリと横目で声の主の目を見ると、瞳に花火がキラキラと映っているのが見える。
その瞳から俺が目を逸らすまで、気づかれるんじゃないかとヒヤヒヤした……
(初掲載:2000年10月18日)

Read more...


34:風鈴

2005年10月01日 18:35更新 筆者:じんざ

☆本文はこちら☆

まるで刺そうとしているかのように照りつける陽の光。
その光に、身体の血がどうにも騒いで仕方がない。
夏。
七月の終わり。
高校最後の夏休み……
(初掲載:2000年10月21日)

Read more...


35:嫉妬

2005年10月01日 18:35更新 筆者:じんざ

☆本文はこちら☆

ある意味で、わかっていた答えが返ってきた。
電話の向こうで、詩織がどんな顔をしているのか、俺にはわからない。
嘘の言葉。いつわりの笑顔。自分でも情けなくなるほどの笑顔。
今度っていつだろう。今度があるのだろうか。今度という言葉は、もしかして無理して使っているんじゃないだろうか……
(初掲載:2000年10月28日)

Read more...

本日のリンク元 | 14 | 1 | TrackBack(0)

36:大人の赤ちゃん

2005年10月01日 18:36更新 筆者:じんざ

☆本文はこちら☆

玄関のドアを開けても、詩織は出てこなかった。代わりに奥から声がする。
「おい、なにや‥‥」
そこまで言って部屋に顔を出した時、詩織が人指し指を手にあてている。
すぐに納得した。
ベビーベットには、香織が寝ている。紗織は、今詩織のおっぱいを飲んでいる最中だ……
(初掲載:2000年11月23日)

Read more...

本日のリンク元 | 312 | 3 | 1 | TrackBack(0)

37:3通の年賀状

2005年10月01日 18:36更新 筆者:じんざ

☆本文はこちら☆

年が明けてから、三日が過ぎた。
三が日も終わりを迎えたが、まだ世間は正月気分は抜けていないようだ。
今年の正月には、特別な意味は一応あった。
なにしろ、高校最後の正月だ。今年の三月で俺は三年間を過ごしてきたきらめき高校とも別れる事になる年だからだ……
(初掲載:2000年11月23日)

Read more...

本日のリンク元 | 6 | 5 | TrackBack(0)

38:春 〜卒業まであと2日〜

2005年10月01日 18:37更新 筆者:じんざ

☆本文はこちら☆

詩織と河川敷きの芝生の上。
ゆるやかな春の陽射しに身を任せた詩織を眺めながら……
(初掲載:2000年11月23日)

Read more...

本日のリンク元 | 6 | TrackBack(0)

39:夏 〜朝顔模様の浴衣〜

2005年10月01日 18:37更新 筆者:じんざ

☆本文はこちら☆

8月3日
今日は夜になってから詩織と待ち合わせて神社へ行く事になった。
高校最後の夏休み。
玄関のチャイムの音でドアを開けると、詩織がいた……
(初掲載:2000年12月28日)

Read more...

本日のリンク元 | 11 | 2 | TrackBack(0)

40:二人三脚 〜体育祭〜

2005年10月01日 18:37更新 筆者:じんざ

☆本文はこちら☆

緊張と不安と期待の中で、俺は呼吸を落ち着かせた。
「二人三脚に出場する選手は、昼までに相手選手の名前と一緒に届け出てください」
参加するのは、ペアで五組だけであった。
無作為に選出されたメンバーの中に、俺の名前と詩織の名前が上がっていた……
(初掲載:2000年12月28日)

Read more...

本日のリンク元 | 29 | TrackBack(0)

41:テレフォンナンバー

2005年10月01日 18:38更新 筆者:じんざ

☆本文はこちら☆

短縮ダイヤルを使わずに、自分でひとつずつボタンを押した。
些細な用事を、頭のなかで何度も何度も復唱しながら、受話器を耳に当てた。
用もなくかける事はほとんど無かったが、無理に用事らしい用事を作る事でしか電話をかけられない自分が、少しだけ恨めしい……
(初掲載:2000年12月28日)

Read more...

本日のリンク元 | 2 | 2 | TrackBack(0)

42:夕立

2005年10月01日 18:38更新 筆者:じんざ

☆本文はこちら☆

北の空に、薄暗い雲があるな。
そう思っていたのは五分前の事だった。
夏の蒸し暑い空気の中になんとなく予感みたいな臭いが混ざっているのに、もっと早く気づいておけば良かったのかもしれない。
(初掲載:2001年02月12日)

Read more...

本日のリンク元 | 48 | 14 | TrackBack(0)

43:告白

2005年10月01日 18:39更新 筆者:じんざ

☆本文はこちら☆

青空を隠すように広がった樹の葉が、小さな風にざわめいている。
その下には俺が居た。
目の前には詩織が居る。
胸には、赤い花。
俺の胸にも赤い花。
第四十五回。きらめき高校卒業生の証。
この学校との‥‥‥別れの証。
(初掲載:2001年02月12日)

Read more...

本日のリンク元 | 49 | TrackBack(0)

44:詩織と愛

2006年10月10日 07:18更新 筆者:じんざ

☆本文はこちら☆

「‥‥詩織ちゃん?」
「ん? なに?」
愛の声に、詩織は不思議そうな顔をしながら、ベットに座りこんだ。
つい最近導入したコードレス電話のせいで、若干長話が過ぎるのを詩織自身は多少気にはしているものの、どうしても話し込んでしまう。
(初掲載:2001年02月12日)

Read more...

本日のリンク元 | 17 | 7 | TrackBack(0)

45:香織と沙織

2005年10月01日 18:40更新 筆者:じんざ

☆本文はこちら☆

「二人とも、ちょっといらっしゃい」
ブランコに乗っている香織と紗織に声をかけた。
すると、二人ともすぐにブランコを漕ぐのをやめた。
跳ねるようにブランコから降りる香織と、ゆっくりと立ち上がる紗織。
二人の性格、おもしろいほどに反対。だから、わたしも飽きないんだけど。
(初掲載:2001年02月24日)

Read more...

本日のリンク元 | 70 | 11 | 9 | TrackBack(0)

46:中央公園 〜芝生の上〜

2005年10月01日 18:40更新 筆者:じんざ

☆本文はこちら☆

「池に落ちそうになった事とかあったよね」
「あ、それ思い出した。俺だ」
「そう、よく覚えてたね」
ニッコリと微笑んだ。俺が覚えていた事が、嬉しいかったのだろうか?
まさか‥‥な。
(初掲載:2001年02月24日)

Read more...

本日のリンク元 | 25 | 1 | TrackBack(0)

47:雨

2005年10月01日 18:41更新 筆者:じんざ

☆本文はこちら☆

公園は、いつも見るほど明るくは無かった。
遊ぶ子供もいない。
降り注ぐ陽の光もない。
ただ、植えられている木々達が夏を前にして降った雨を、嬉しそうにその身に受けているような気がした。
地面に大きく広がった水たまりには、小さな波紋が絶え間なく出来ては消えている……
(初掲載:2001年02月24日)

Read more...

本日のリンク元 | 2 | TrackBack(0)

48:6年

2005年10月01日 18:41更新 筆者:じんざ

☆本文はこちら☆

今までの時間からくらべればたったの四分の一程度だが、そのほとんどの年月を身近で一緒に過ごして来た人が居る事を考えたら、長い短いというより不思議な感じがする。
六年前───
それまでとは違う時間が始まった事は、今も忘れてはいない。
(初掲載:2001年02月24日)

Read more...


49:青い空

2007年06月17日 03:43更新 筆者:じんざ

☆本文はこちら☆

「あ、信号変わったわ。わたりましょう」
話をはぐらかすように、詩織はすぐに横断歩道へと歩き出していた。
俺も仕方なくついて行こうとした時、耳にイヤな音が響いてくるのが聞こえた。
首をそっちの方に向けると同時に、俺は自分でも信じられないくらいの反応をした……
(初掲載:2001年02月24日)

Read more...


50:天と地の星達

2005年10月01日 18:44更新 筆者:じんざ

☆本文はこちら☆

刺すように冷たい空気。
澄んだ空気は、氷が水を通り越して、いきなり空気に昇華したかのようだ。
それを一層強調しているのは、夜という世界。
一月。最後の冬休みを飾るには最高の夜かもしれなかった。
なぜなら、今、隣で一緒にベンチに座りながら、
夜空へ消えていく白い息を重ねているのは────
(初掲載:2001年04月02日)

Read more...

本日のリンク元 | 4 | TrackBack(0)

51:秘密の計画

2005年10月01日 18:44更新 筆者:じんざ

☆本文はこちら☆

秘密の計画。
これがどれほど楽しいか、どれほどスリルがあるか。
小さい時は、すくなくともそうだった。
それが今も変わっていない事は、不思議としか言い様がない……
(初掲載:2001年06月30日)

Read more...

本日のリンク元 | 13 | 1 | TrackBack(0)

52:白い贈り物

2005年10月01日 18:44更新 筆者:じんざ

☆本文はこちら☆

十二月二十九日。
高校生活最後の冬休み。
特に感慨深いという事はなかった。
そんな事を毎日思ってもいられないし、思った所で、高校生活が伸びる訳でもない。
ただ‥‥
(初掲載:2001年06月30日)

Read more...

本日のリンク元 | 1 | TrackBack(0)

53:ミャン助の尻尾

2005年10月01日 18:45更新 筆者:じんざ

☆本文はこちら☆

街を行けば、聞こえてくるのは、ジングルベル。
目にはいる物は、ショーウィンドウの中の、赤と緑。銀の星(シルバースター)。
感じるのは、クリスマスの影に隠れた年末という名の冷えきった空気。
思いっきり吸い込めば、明日が見えてくるかもしれない……
(初掲載:2001年06月30日)

Read more...

本日のリンク元 | 1 | TrackBack(0)

54:ふたりの歩み

2005年10月01日 18:45更新 筆者:じんざ

☆本文はこちら☆

いつの頃からだろう。
俺の身長が伸びた頃からだろうか。
一歩踏み出せば、その歩幅は小さかった頃とは比較にならないくらい前に進んでいく。
速く。速く。速く……
(初掲載:2001年11月04日)

Read more...

本日のリンク元 | 31 | 12 | TrackBack(0)

55:いつかきっと

2005年10月01日 18:45更新 筆者:じんざ

☆本文はこちら☆

「詩織‥‥詩織」
そう呼ぶ声が聞こえてきた。
聞き覚えのある声。懐かしい気持ちになるその声がだんだん強くなってきたとき明るい光がとたんにやってきて、わたしは目を覚ました……
(初掲載:2001年11月04日)

Read more...

本日のリンク元 | 4 | 1 | TrackBack(0)

56:恋の終わり

2005年10月01日 18:46更新 筆者:じんざ

☆本文はこちら☆

詩織から告げられた想いに応えた日から、どれくらい年月が経っただろう。
どれくらい、一緒の時を過ごしただろうか‥‥
この海に来る度に、そんな事をふと思い出す。
ずっと続いていた恋が、終わったこの場所だからだ‥‥
(初掲載:2001年11月04日)

Read more...

本日のリンク元 | 17 | TrackBack(0)

57:終わらない事

2005年10月01日 18:46更新 筆者:じんざ

☆本文はこちら☆

赤い光が、まるで川の流れのように、遠くに見える町の中へ流れ込んでいく。
夜空に足りない星を、必死に補おうとしているような、夜の町の中へ。
逆に、町から向かって来るのは、白い光の川……
(初掲載:2001年11月04日)

Read more...

本日のリンク元 | 1 | TrackBack(0)

予感 〜憧れの入学式〜

2005年10月02日 16:33更新 筆者:じんざ

☆本文はこちら☆

「香織、今日は入学式でしょ。早く起きなさい」
ううん‥‥‥あたしを揺するのは誰‥‥むにゃ
「いい加減に‥‥‥しなさいっ!」
包んでいてくれたあったかい物が無くなる感じに目を覚ました。
びっくりして見回すと、かけ布団をもったお母さんが、ちょっとコワイ顔をしてあたしを見ていた……
(初掲載:2000年08月18日)

Read more...

本日のリンク元 | 20 | 13 | 2 | TrackBack(0)

出会い 〜彩・ウェイストン〜

2005年10月02日 16:33更新 筆者:じんざ

☆本文はこちら☆

あたしはあこがれの高校の門に立っている。
私立きらめき高校。
桜が風に乗って、あたしの肩にひらりと落ちた。
「きらめき高校‥‥新しい学校‥‥‥」
なにかまぶしく感じられるのは、きっとあたしの気のせいなんかじゃない‥‥
(初掲載:2000年08月18日)

Read more...